Cape Town

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Description

I have arrived at Cape Town on 6th June.

When I reached at Cape of Good Hope, I wanted to drink 3 good wine. But it was bad weather so I couldn’t drink it. Even it is difficult to open it.
After then I backed to Stellenbosch where is among famous wine land in South Africa. 4 and 5th weather became recovered and I stayed at great B&B in winery. I love all alcohol. Especially Beer, Brandy, Wiskey, Sake and Wine.
Then I red all letters which I have any times. That letters is carrying me. That is protecting me I have felt.
After 10 days I will leave from African continent. 19th night, I can land to my home country Japan.

Until then I would like to live with sensitive heart in here.


6月6日、最後の街、ケープタウンに到着した。

喜望峰に到達したその日、僕はワインで祝杯を上げるつもりでいた。ウェスタンケープのワイナリーを巡って厳選した3本のワイン。しかし喜望峰はあまりに寒く、いずれも開栓すらできないまま再びステレンボッシュの街まで持ち帰った。あの日、僕は初めてビールもワインも飲む気にならず、熱いお茶がほしいと思った。
天候が回復した4,5両日、僕は別々のワイナリーにある宿に泊まった。
グレイトカルー山脈の西の終わりに位置するこの街は、サイモンズベルグ、ユンカンスフック、ドラケンステインといった山に囲まれ一帯の眺望は絶好であり、とりわけ麓まで広がるブドウ畑の中の宿は、この旅で泊まった宿舎の中で最も優雅だった。
季節は冬に入りブドウの葉はすでに落ちていたが、それでも夏の陽光と朝霧に煙る緑のブドウ畑の美しさは容易に想像できた。

夜、広いベッドに大の字になって、ワイナリーで購入したShirazの赤をコロコロと舌の上で転がしながら手紙と写真の束を灯りにかざした。一番大切な場所に入れていつも持ち運んでいたそれらは旅を重ねるにつれて重量を増していったが、その重さこそ、僕を支えてくれていた。僕はしこたま呑んだくれて思いに耽り、手紙と写真に埋もれたまま、気づけば夜は更けていた。

アフリカを離れるのは10日後である。
南十字星の下で飲めるワインは残り少ない。帰国までの日々を丁寧に味わおうと、今日もワイナリー目指して街を走り抜ける。


追記1:先日、ルワンダで取材をしたある虐殺生存者からメールの返信が来た。それは更に詳細を知るために送った質問状に対する答えだった。時間の関係上、それを改めて公開することはしないが、重い質問によく答えてくれたと思う。ルワンダのまとめは帰国後に書き上げるが、それに生かしていく。
追記2:先月28日、ブルンジから一通のメールが届いた。僕を路上で助けてくれた友人が亡くなったという報せだった。彼は「僕たちに民主主義を」と唱え現政権を批判したため、警察による暴行を受けてその日に死去した。婚約をしており、近い内に結婚をするつもりでいたが彼の未来は失われた。平和や自由や民主主義というものが当たり前すぎて、その貴重さを忘れていることは多い。政治的な圧力により憲法の解釈を変え、現職大統領は禁止されている三期目の立候補を表明している。今月26日、ブルンジは大統領選を迎える。

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