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Description

At 18:00 of 18th, I will leave Africa. Africa is the most attractive continent even I afraid of here.

It was long journey. There ware too many things. Traffic accident, malaria, attacked from local people……
But I had helped, protected and carried by a lot of people. Some say “You are strong ! ”. No. I am not strong. Some say “You are great man ! ”. No. I am not a great man. However people who helped, protected and carried me ware strong and great.

I can say only “I appreciate your goodness and friendship”.
At night of 19th, I can land on my mother country;Japan and next morning, I may reach to my home.

Dear friends. Thank you for your heart. Because of you I could continue my journey.
Well my journey is almost finish. However until back to home, journey is going on.

From Cape Town Ryoo (Rio)

元気に過ごしてますか。この手紙はケープタウンの海に面した部屋で書いてます。最近は少し天候がわるくて曇りがちなんだけど、かと思えばすぐに太陽が顔を出したり、急にまた雲に覆われたりと、移ろいやすい天候です。

さて、もう聞いたかもしれませんが、6月1日午前9時31分、ついに喜望峰に到達しました。その日はまだ真っ暗なうちから出発したんやけど、風速17~18mという南風(瞬間最大風速は台風並やね)と結構な勾配の地形に阻まれて、22kmに2時間ほどかかってしまい、結局9時半を回っていました。風が強く三脚も立てられないまま、しかも潮のせいでレンズはすぐに曇り、なかなか写真もうまく撮れずじまいだったけど、やっとここに来た。小さい頃から何度も何度も心で叫んできた場所。厳しく寂しい喜望峰の到達だったんやけど、僕はその方がよかったと思ってる。大陸の最果ての岬は、やはりこうでなくてはならない。とりわけ僕の旅を終わらす場所はそうであってほしかった。

灯台のあるケープポイントはそこから少し離れていて、そっちにはレストランや土産物屋などがあって人もいっぱいいるんだけど、僕が行きたかったのは喜望峰。名前からしていいよね。こっちには岩と海と風の音しかない。だから僕は喜望峰に惹かれる。
一人でしばらくそこにいた。そして最後、荒れ模様の大西洋に波をかぶりながら近づいていって、ゆっくりと両手を海に浸したとき、僕の旅が、いま、終わったんだと思った。

僕はこの旅を最後に旅から離れることにしています。2004年の南米縦断から11年。大学4年生の1年を除くとちょうど10年です。まぁ最終ステージのアジア・オセアニアもあるから「一旦もしくは当分離れる」が正しいのやろうけどね。帰国後の計画はまた逐次知らせますが、次の舞台、次の夢に力を注ぐだけです。できることをできる範囲で行っていくだけ。それは旅が終わってもこれまでと何も変わらない。

長い旅だった。いろいろとあったね。驚くような事態もありました。でもいつも多くの人に助けられ守られ運ばれたと思います。これは 僕自身が少しずつ旅の日々で成長して穏やかな心で生きてこられたからというのもあるけれど、あなた方がいてくれたからというのがあまりにも大きい。人間的な魅力を多く持ったあなた方のよい部分が僕に流れていた。感謝をしています。加えて、多くの先人が連綿と紡いできたしなやかで優しい流れのようなものに僕は確実に乗っていた。守られていたのかどうか分かりませんが、常にすべてがいいように廻っていた。それは断じて僕の力ではありませんでした。

6月18日18時、1年9ヶ月を費やしたアフリカに別れを告げます。僕が最も惹かれ最も恐れていた大陸、アフリカ。熱くて粗野で野生的で不衛生で激しかったけど、人の心の純粋な優しさに幾度も打たれてきた大陸。愛すべき大地と人々。ここにはいずれ戻ってきたいと思っています。
19日23時日本に降り立ち、20日9時半、故郷山口に帰ります。アフリカとこの旅のまとめは日本に帰ってから文章にするのでそのときに読んでください。

帰国までもう残りわずかになりました。一応文章としては「旅の終わりは喜望峰」が格好いいけれど、本当は故郷に無事帰り旅を終わらす一言を口にして旅が終わるんだよね。

たくさんの心にありがとう。笑って待っていてください。「ただいま」という言葉を。

ケープタウンにて  旅峰

追記:日本でお逢いしましょう!

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