Hardy training

Description

-25℃......Not cold? Jan, 2008 Alaska


やっておいてよかった。

先日、佐賀市の三福海苔という会社の冷凍庫で体感訓練を行った。-25℃(本来は-23.5℃だが、ここでは分かりやすく-25℃としている)の冷気は、ニコニコ笑顔の私を突き放し、冷たい視線を突きつけた。

厳冬期のアラスカ・カナダで、僕は-50℃を下回る気温を経験したことがある。そのときは、25℃も気温が上昇した-25℃はとても暖かく感じられ、また大きな安心感さえも得ることができた。ここまでなら余裕を持って過ごせる気温。とりあえず厳しいことに変わりはないが、-25℃というのは“そんなもん”という記憶が強烈に残り、以来、アラスカ・カナダほどは寒くならないであろう北欧に、幾ばくかの安心感と余裕を持ってのんびり構えていたのである。

ところが、だ。
日中はまだ暑いくらいの佐賀で、突如-25℃の世界に放り込まれると、いや寒いの何の。手がしびれる。耳が切られるようだ。口が開かない、喋れない。膝の痛みがぶり返してきた。寒さの恐怖が甦る。
これで寝るのか?テントで?

冷凍庫内は電気がついているが、現地は極夜に向かい日照時間がゼロという闇の世界に突入する。同じ気温の寒さでも、太陽が出るのと闇の中では天と地の差がある。ライトの光ひとつで、起き出し食事の支度を整えテントを撤収し荷物を愛車に積み込むことがどれだけ困難か、その寒さで暗さで実際にやらなければ分からないだろう。

あぁ、ワクワクする!!!
あ、ゾクゾク、の間違いか!?

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