Dancing lecture

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Description

They are good dancers and they taught me Norwegian dance.

ダンスパーティーというものに、おそらく多くの日本人は親しみがないと思う。もしかしたら僕の周りだけかもしれないが、ダンスが踊れませんという人は多くいらっしゃるのではないだろうか。

12月14日、講演をした中学校のクリスマスパーティーに招待された。メインは言わずと知れた「ダンス」である。

実をいうと、いささかこのダンスというもの抵抗感がある。日本人が他にいなければ躍れるのだが、日本だと恥ずかしくて躍ることができないのだ。第一に、僕はリズム感がない。そしてダンスというものにどこか照れがある。

最上級生7人で作り上げたパーティーはとてもいい雰囲気で佳境を迎えていた。僕も即興でダンスを習い、かわいらしく着飾った女の子たちとクルクルと躍ったのだが、やはり素人、かっこよくは踊れずすばらしい踊り手たちを見ては「ほう!」と声を上げ、でも悔しいものだから「日本の踊りだともう少しうまく踊れるんだけどね」などとつい負け惜しみを言ってしまった。

すると彼ら彼女らは「日本の踊りが知りたい!」と瞳を輝かせた。予想外の展開になった。躍り好きな人種を甘く見ていた。僕は冷や汗を垂らしながら青い顔で手を取られて中央に連れて行かれた。スポットが集まる。ひえー……

「あの、これは……ジャパンの伝統的な踊りです!」

腹を決めるしかなかった。そういって躍り始めたのは、下関に伝わる盆踊り「平家踊り」であった。下関で幼少を過ごされた方々はひょっとしたら各学校で習ったかもしれない。あの、ちょちょんがちょん、で始まる馬関祭りのフィナーレを飾る(のかどうかは知らない)あれである。不思議そうな顔をしていた40人ほどの少年少女らは、そのうち輪になって見様見真似でその踊りを踊った。

We were perked up in our best clothes !!

時として、照れや恥ずかしさは人の成長の大きな妨げとなる。ダンス好きな人たちにはそれがない。すぐに覚えてしまった。クリスマスに平家踊りを舞いながら、本当はリズム感がないからではなく、照れや恥ずかしさを捨てきれないからダンスが踊れないのだと気づかされるのだった。

 ダンスがうまくなりたいと、彼女らと踊って考えている。

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