New Year’s Eve in Norge ☆

Description

気づけば今年最後の日になった。

日本では年末は大忙しで、あたふた正月の準備に追われる人々が街中いたるところに見られることだろう。そんな忙しさとは無縁の、ここノルウェーはクウォールのパニーラ・ビアンヌ家。はじめ27日のはずだった出発予定は、結局正月3日に変更となった。パーティーや食事会、ハンドボールに映画鑑賞と、そういう意味ではこちらも忙しいのだが、正月に向けての準備というものがなく、この国ではクリスマス用の飾りがそのまま年始用の飾りとなる。だから日本の年明けに慣れている僕にとっては、新しい一年が始まるのだという新鮮な気持ちが中々起こらない。まぁ海外を旅しているのだから、日本と同じものを求めてはいない。

アルト歌手のパニーラとギター弾きのビアンヌが向こうのキッチンでノルウェー語の歌を歌っている。子どもたちは階下でプレゼントでもらったレゴのお城を組み立てている。8角形の星型ランプが下がった白い窓から隣の雪を被った屋根を臨み、その向こうに11時半の黄色い朝日を浴びた山脈が穏やかに見えるリビングで、僕は溜まっている日記を書き、更新できなかったブログの更新に取り組んでいる。

ノルウェーに降り立ち大晦日にはかなり北まで行っている予定だったが、これでいいのだと思う。記録をつくる旅ではないのだから。ただ「惜しまれて去る」という言葉と「謙虚さ」は常に心にとどめておかねばと思う。元来、根がお調子者だから。

旅に出て1ヶ月が過ぎたが、この間は怒涛のように過ぎていった。まったく予想もしなかった日々に巻き込まれ流されている。流されつつももがいてはいない。任せている。ありがたい流れだ。

 

2011年も多くの人のお世話になった。応援してくれている人々のおかげでここまで来れている。ここまで運んでくださっているすべての人にお礼申し上げたい。

TUSEN TAKK(トゥセンタック).   ありがとうございます。

 

よいお年をお迎えください。

 

自転車野郎 西野 旅峰 拝

 

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